2021年4月22日木曜日

令和3年コロナ禍の弘前公園の夜桜

昨年は中止になった弘前さくらまつり、県知事からは極力中止との要請もあった。わが弘高の後輩の櫻田市長は、コロナ対策を万全にし、静かにサクラを楽しみましょうとの掛け声で実施を決断。入園者は名簿に記入、検温をおこなう。花見にサケは付き物だが園内持込みは禁止。飲食は指定場所のみ、花見団子や焼き鳥などの食べ歩きはもちろんダメですよ。今までの花見 からすると花見らしからぬ雰囲気ではあったが、今年の桜は今までに負けないくらい見事でした。まつりは4月23日からなのに開花は14日と早く。19日には満開となったので、昨夜は久しぶりに夜桜見物に出かけた。

外濠を見たら花筏が出来ていた。20日に強い風が吹いたので、満開の外濠のサクラの花びらが花の絨毯を敷き詰めたようになっていた。ここは裁判所前のお濠です。
いつも花筏が出来るのはここ、追手門まえの外濠です。昨日の風向きで場所が変わったようです。鏡のような水面に外濠の桜を映しています。後ろのモダンな建物は市役所。前川國男(日本建築家協会会長)の設計でもあります。
杉の大橋から中濠を覗けば、両岸からせり出した桜が水面に映っています。あちこちで、「キレイ!」「凄い!!」の声があがっていました。
5,6年前の大雪で倒れ枝は折れ、根っこまで露出してしまった御滝桜。(棟方志功が命名)公園内で一番大きな大シダレザクラでした。誰もがもう命は終わりかと思いました。しかしさすが市役所の樹木医などが特別な手当と養生を行い、見事に生き返りました。
漆黒の夜空にライトアップした天守閣が浮かび上がります。
本丸にはたくさんのシダレザクラが爛漫と咲き誇り、まるで
夢の世界の宴に来たようです。
西濠の両岸に並ぶ桜並木を春陽橋から望む。左岸は桜のトンネルです。桜の観客は一人も写っていませんが、昼の人出より夜が3倍ぐらいはあったようでした。今年の夜桜は、静かに夜の桜の美しさを愛でることが出来ました。
 こんな風景は日本のどこにもないと信じています。








3 件のコメント:

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  2. 夜桜も中々乙なものですね。
    大昔、関東へ来た時期、桜の季節、夜桜見物に独身の連中で、近所の団地の桜並木に出掛けましたら、驚いたことに照明は提灯を並べたくらいで、周りがシーンとしていて、持っていたお弁当やビールを持ったまま歩き回って、最後は独身寮で乾杯したのを思い出しました。
    最近知ったのですが、日本三大桜まつりは弘前、高遠、吉野とのことですが、高遠は近くに息子が住んでおり、何回か見に行ったことがあります。 比べるのは失礼ですが、私には上京以来50年経っても、弘前のさくらまつりが最高に感じられます。
    ターザンさん何時も投稿有難う御座います。

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  3. yunazii sagamiさん>日本人と桜は切っても切れない縁がありますね。高遠に息子さんがお住まいとはイイですね。私も長野県は大好きです。東京にいた時、はとバスで9900円で甲府の桃源郷と高遠の桜を見て、長野のスキー場でしゃぶしゃぶを食べて一泊。次の日善光寺へ詣でるという、激安バス旅行に参加しました。高遠の桜は少し小ぶりで赤みが強い、可憐な桜だったと思います。城址公園からの中央アルプスの眺めはきれいでした。吉野の桜も満開をねらって行ったのにまだ蕾で残念でした。

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