2019年11月25日月曜日

日本一の大イチョウを見に行く(深浦町・北金ヶ沢)

 丁度今頃は東京のイチョウ並木がキレイな姿で目を楽しませていることでしょう。「東京の木」はイチョウになっているくらい、東京のイチョウ並木はあちこちにある。
 経堂から渋谷に車で遊びに行ったとき。晩秋の世田谷通り(246号)の両脇のイチョウ並木を始めて見た時の感動は今でも忘れられない。東京の街路樹の美しさは世界の都市の中でも有数だと言われている。
10月23日、大イチョウを見に行って来た。弘前から大イチョウのある北金ヶ沢は岩木山の東麓を通って1時間10分位で到達する。うっすらと雪化粧の岩木山を眺めながら。
この道路はアップルロード、ネックレスロードとも呼ばれている。秋は真っ赤(黄)に実ったリンゴ畑を眺めながら。左は、春は桜並木の長さでは世界一と認定されたオオヤマザクラの並木道。晩秋の今は左側にはカラマツ林が延々と続いている。
この大イチョウは国指定天然記念物「北金ヶ沢のイチョウ」
です。樹齢千年以上。高さ31メートルで10階建てのビルに相当します。あまり大きくてはみ出すので写真の中に納めるのに苦労します。
幹回りが22メートルはイチョウの木としては全国一。全樹種でも3位の太さです。
この辺りは中世の頃、安東水軍で名高い、安東氏の領地で
その遺跡もある。このイチョウも安東氏
に関係があるものと考えます。歴史好きの私は
限りないロマンを感じます。
この姿を見ると神が宿っていると考えざるを得ない。
昔から信仰の対象となったことも納得できる。
夜はライトアップして「ビッグイエロー」と呼ばれている。
黄金の輝きに金運をお祈りする人も居そうです。






2019年11月20日水曜日

今年の菊と紅葉まつり(5)さいご

 毎年公園のお祭りには何回も行くので、見事な桜や紅葉の絶景ポイントとかが解って来る。しかし、その年の気温の日較差とか、その日の天気の具合によって微妙な違いが出てくる。
紅葉は思いっきり赤いのが好きである。東門から東内門に向かう道に、唯一内濠に架かる「石橋」がある。そのあたりが
真っ赤な紅葉のポイントである。

石橋を渡り東内門をくぐり二の丸の内濠の紅葉も
面白い風景である。
濠端の桜の葉も落ち、黄葉の黄が目にも鮮やか。
内濠に浮かぶ落ち葉や水草が濠をいろどっている。
鏡のような濠に写し出された紅葉
本丸に続く下乗橋とソメイヨシノの老木
、橋の向こうにはうっすらと天守が見えます。
公園はほんとに変化に富んで飽きることがありません。

菊と紅葉まつり(4)

毎年菊と紅葉まつりに出かけているが、毎年新しい発見や、感慨がある。もう飽きたということは無い。

もう一つのシャッターポイントの城門は南内門。
本丸の南馬出しに続く石段。ここの紅葉も
シャッターポイントです。
たくさんの人が撮影に集まっています。
本丸下の蓮池に垂れ下がる紅葉。夏になれば
一面にいっぱい、蓮の花が咲きます。
紅葉と黄葉の対照がキレイです。


菊と紅葉まつり(3)

 全国のお城に江戸時代より現存する城郭は12ある。その中でも弘前城の良さは城門、櫓、濠などが当時のママに残っていること。そして四季折々のまつりも楽しめるのはさらに希少である。弘前城の桜は既にその評価が定まっているが、紅葉についてもどこ城にも負けないと私は誇らしい。
市民文化会館の前にある東門。桜の時も紅葉の時もこの門越しに桜やモミジを覗くのが好きだ。
  いつもここではモミジの裏に回って眺め、
  写真を撮っている人がいる。

格好の良いアベック。多分外国の方だと思うが
サマになっていますね。台湾の金持ち夫婦??
弘前公園名物チリンチリンアイス。
お花見ではお馴染みですが、今はちょっと
寒いので、焼き芋か、焼きそばにでも
した方がイイと思うのですが。
燃えるような紅葉とはこういうモミジを
言うのではないでしょうか?幸せそうな二人。
一人もくもくとスマホで撮りまくる彼。 



今年の菊と紅葉まつり(2)

   菊と紅葉まつりのメイン会場「植物園」入り口。
紅葉、黄葉、紫、白、黄の菊に囲まれた彩華やかな道を進みます。
今年の祭りの人出は39万人8千人と昨年より1万3千人増えたとのこと。この日は日曜日の最終日で、お天気も良かったので家族連れ、海外の団体客も目立った。中国と台湾が
大連、台北と青森空港でつながっている。青森ソウル便もあるのですが、韓国の激減は全体への影響は少なかったとのこと。
左に見えるのは菊の五重塔。人だかりの向こうには辰巳の櫓
、中央にはご当地アイドルのステージが繰り広げられている。弘前のご当地アイドルは、リンゴ娘、アルプス乙女、
ライスボール等4グループある。地元TVなどで活躍、
売りは「農業応援アイドル」となっている。リンゴ娘は全国ご当地アイドル大会で優勝と言うから可愛いですよ。
私が大好きな楓の大木。ハウチワカエデ(イタヤメイゲツと
もいうカエデ科の名木)一本の木に赤と黄、橙のは葉があるのが不思議。
彩鮮やかな菊のゲート

今年の弘前城菊と紅葉まつり(1)

 今日の津軽地方は強い冬型の気圧配置で平地でも積雪5cmほどあった。朝起きたら一面の雪景色である。本格的な冬がやってきた。公園の菊と紅葉まつりが終わってから1週間ほどたったが、遅ればせながら、祭りの様子をお知らせします。
ソメイヨシノは広葉樹だから紅葉するとは思っていたが、子供の頃桜の紅葉がこんなに見事だと知らなかった。
特に外濠の桜並木の紅葉は見事です。
(市役所前の外濠の紅葉)
これだけでも紅葉まつりの主役になっても良い気がする。
小学校の授業で落ち葉拾いをしたことがある。
それ以来落ち葉拾いが好きで、本の栞代わりにしたこともある。さくらの落ち葉がお濠に浮かんでいる姿も私は十分に美しいと思います。
同じアングルで桜が満開から散り始めた頃。ピンクの花びらが濠に浮かび浮かぶ姿に「花筏」と名付けられました。ある航空会社の人気投票で「世界の絶景100」に日本からただ1つ選ばれたのが、この場所の桜の絶景なんです。
(ここは追手前の外濠です。)
弘前城で紅葉と競い合う菊の大輪が
まつりの入り口でお出迎えです。


2019年11月12日火曜日

「ざる菊花見会」秋の風景

神奈川県中央部の相模原の「ざる菊花見会」をご紹介します。 11年ほど前神奈川県で「ざる菊」なる花の栽培が始まり、我が地域でも農家やその経験者の方が中心となり、同好の士の集まりが出来ました。
 新磯のザル菊の看板となっているざる菊畑、右下より左上方面を撮影したカットです。畑は西向き暖斜面のため、午後から夕方によく写ります。


左下より右上方面を撮影したカットです。約2反の広さに1200株のざる菊を植え、当初、菊はあまり花見をする花ではないという思いが有りました。 しかし最近では地域イベントの最後の行事として楽しみに来られる方も多くなり、すっかり定着して来たようです。


 毎年10月末から11月初旬にかけて、満開時期を迎え、主として黄色、赤、白の株が栽培されます。 その他の色も有りますが、気候の影響で、花期がズレたり、形に難が出たりしますのでアクセント程度に使用します。



 ざる菊との名前は30年程前から小田原の辺りで栽培を開始した方が付けた名前です。場所によっては小菊とかボサ菊と言われる同系の花も栽培されています。 この菊の原種は明治時代に東洋からヨロッパに伝えられた懸崖菊の一部と言われ、庭一杯に咲かすために1970年代に品種改良され、ヨロッパで爆発的に栽培されたものが、日本に帰国したものとされます。

最後は今年のテーマ入りの会場画像です。花見会後半に公開されるこの画像は皆さんに大変興味を持たれますが、特に今年は話題になっていたようです。 弘前には関わりない話題で申し訳ありません。こちらの地域でもこんな風にやっていますとご理解頂けると幸いかなと思います。

新磯のざる菊

2019年11月6日水曜日

晩秋の十和田湖(⑤奥入瀬渓流へ)

今日の十和田湖はいつもと逆コース、帰りは子ノ口から奥入瀬渓流に入る。
 休屋、子ノ口間の遊覧船の発着口子ノ口の船着き場です。
子ノ口は奥入瀬渓流の遊歩道の発着点でもあります。また
昔、弘南バスが十和田西線と言い弘前、子ノ口間の定期バスを運行していました。今は廃線になっています。
奥入瀬渓流の散策を楽しむ人びと
渓流の一番の見どころ「阿修羅の流れ」。いつもここではカメラマンが待機し、画家も絵筆を走らせる光景がみられます。
帰り道は平日とあって、渋滞もなく黄葉のぶな林のなかを爽やかに走りました。





晩秋の十和田湖(④乙女の像)

 十和田湖畔での一番の賑わいは休屋である。湖上遊覧船の発着場であり、ホテル、お土産屋、お食事処が軒を並べている。そのシンボル的な存在は「乙女の像」である。
乙女の像の建つ湖畔の散歩道。「御前ヶ浜」岸辺の山はマダラ模様の紅葉です。
高村光太郎作「湖畔の乙女」。妻の智恵子がモデルと言われる。高村光太郎は教科書での「道程」(私の前に道はない、私の後ろに道はできる。、、、)智恵子抄では「東京には空が無いと智恵子はいう。」などわかりやすく馴染みの詩人で
彫刻家。智恵子亡き後の晩年は岩手県で自給自足の生活を送ったという。この像はその時の制作のような記憶がある。
実は十和田湖は最近の不況で観光客が激減。湖畔の大規模ホテルも閉鎖が相次いだ。湖上遊覧船も減便され、運航中止の声も上がった。しかし今は便数を減らして運行しているようだ。
今から数年前、さんきゅう会の仲間で十和田湖に遊んだ。
 その時は、ゴルフ組と奥入瀬散策組に分かれた。
 私は後藤正紀君、松井志津彦君と森山豊三君の4人で奥入瀬渓流を歩き、子ノ口から休屋まで遊覧船に乗った。新緑の頃であったが天気にも恵まれ素晴らしい景色を楽しんだ。

晩秋の十和田湖(③十和田神社)

十和田湖に行ったことがあっても、十和田神社と占い場には案外お参りをしていないのではないだろうか?昨今はパワースポットの神社巡りがブームになっているので少し案内しよう。
観光客で賑わう乙女の像の裏手に、鬱蒼とした樹々に包まれてその神社はある。














荘厳な雰囲気のいくつかの鳥居をくぐり石段を登り、息を切らしたところに神社の拝殿はあった。
神秘の湖十和田湖の守り神「十和田神社」。創建は平安時代
807年、坂上田村麻呂が東夷征伐の際、「日本武尊(ヤマトタケルノミコト)」を祀ったという。その歴史や千二百年以上といい、霊験あらたかなることこの上ないのである。
そして占い場へは、さらに拝殿裏の山道の石段を登る。
そこには小さな祠があり、はるか眼下には湖が見える。
下ったところには占い場があるのだが。
そこにたどり着くには断崖に掛けられた、鉄ハシゴを
降りなければならない。幸か不幸か本日は通行止めとなっていた。独身時代、彼女と二人で励まし合って降りたことがあるが、その彼女とはそのどうなったでしょうか?
ご想像に任せます!いずれにしろ、青森県では岩木山神社以上の、恐山と並ぶパワースポットと言われています。