2021年5月23日日曜日

酸ヶ湯温泉と雪の回廊

 5月も下旬に入り、西の地方では梅雨入りが報じられている。東北北部ではまだまだのはずなのに、このところ毎日、ぐずついた天気が続いている。 ゴールデンウイーク後半の5月4日は良く晴れて、酸ヶ湯から十和田湖に続く「八甲田十和田ゴールデンルート」も除雪が終わり開通したとのこと。5か月振りに通れる らしいと聞いたので出かけた。

 酸ヶ湯温泉の駐車場は他県Noの車でごった返していた。東京神奈川の他に、沖縄Noまでみつけた。写真右が雪の塊。中央は酸ヶ湯温泉本館。左は建て増した自炊棟。三角屋根の奥には八甲田連峰の主峰大岳。
 酸ヶ湯温泉は全国一雪の積もる場所で有名になった。今年は最大443cmを記録。5メートルを超えたこともある。そんな雪深い所なのに、温泉とスキー客が全国から集まる。
八甲田大岳は、1,584.4mで岩木山よりやや低いが、なだらかで比較的楽に登れる。初めて登ったのは小学校の遠足である。そのせいか、以来私は登山の魅力にとりつかれた。    
      
 酸ヶ湯から八甲田山を通り十和田湖に続く八甲田十和田ゴールデンルートは抜群の景色を楽しみながらの快適なドライブコースである。しかし有数の豪雪地帯のため、春の初めから酸ヶ湯と十和田湖から同時に除雪を行う。そして、八甲田の山中でドッキングし、全線開通するのはゴールデンウイークの前半である。このルートは道の両脇に厚い雪のカベを残す。それは雪の回廊と呼ばれ、ウオーキングの企画も行われている。
この山岳ルートの最高地点は千メートルを超える笠松峠。八甲田連峰の最高のビューポイントは睡蓮沼であるが、そこまではまだ行くことが出来ない。道端に駐車している人は県外から来てスノーボードを楽しんでいる人みたい。
雪のカベの道を走る車は温泉に向かうのか?十和田湖に向かうのか?春の八甲田の楽しみ方は様々です。
地獄沼の温泉熱で、早くもフキノトウが咲いていました。





2021年5月9日日曜日

弘前りんご花まつり

 弘前ではさくらまつりが終わったころに、りんごの花まつりが 始まる。今年はさくらまつりと同じように、入場者の検温、連絡先の記入に感染対策を充分して、会場の常盤坂のリンゴ公園に入場した。

 弘前市の南部のリンゴ畑の中にあるリンゴ公園の中心にあるのが「すり鉢山」。見下ろしたリンゴ畑と岩木山。リンゴの花はまだ3分咲き程度か、白くかすかに霞んでいます。
 すり鉢山は江戸時代、黒船来航の頃、津軽海峡にもロシア船が度々やって来た。藩では撃退の大砲の練習の的として築いた人口の山。標高83mでぐるりと360度を見渡せる。岩木山の他白神山地、八甲田連峰の眺めは絶景です。
岩木山とりんごの花のコンビネーションもオツですね。
スリ鉢山の周囲にたくさんの種類のリンゴの若木が植えられている。思わず、リンゴの花を撮影する人がいました。
 りんご公園の中で、三角のピラミッド型の屋根の目立つ建物は弘前シードル工房kimoriです。出来立ての弘前シードルを味わうことも出来ます。
 弘前シードルは日本のシードルの発祥の地です。最初朝日シードルとして発売され。その後ニッカウヰスキー弘前工場に引き継がれました。その時のレンガ倉庫が昨年、弘前レンガ倉庫美術館として開館しました。
工房の前のリンゴの木の花はかなりほころんでいました。
弘前市の南の住宅地、大開4丁目にある弘前南高校の周辺のリンゴ畑。ここのリンゴの花は満開状態でした。
 リンゴ畑に囲まれた、風光明媚な南高校が開校したのは
昭和38年(我々が3年生の時)。それが今は、少子化の影響で2023年から閉校が検討されているとのこと。時の流れはなんと急激にやって来るものですね!