2021年4月30日金曜日

下北半島1dayドライブ(尻屋埼の寒立馬)

 4月26日、弘前公園の ソメイヨシノも大方散り果てたが、良い天気なので下北半島へ日帰りドライブを思いたった。

 目的は尻屋崎の県天然記念物になっている「寒立馬」(かんだちめ)を見る事。下北半島のマサカリの北東の先端、太平洋に突き出たところが尻屋崎である。尻屋崎に続く道路は毎年12月1日から3月31日まで冬季閉鎖である。越冬放牧地に移動していた寒立馬は、今月2日に尻屋崎灯台周辺に放たれた。厳しい冬にも耐えられ、たくましい体格の馬が雪を体じゅうに付け、寒空に立っている姿を観光ポスターで見たことがある。春になって放牧された姿を身近に見たことが無かったのでどうしても見たかった。

荒波の太平洋に向かって灯りをともす、白亜の尻屋崎灯台。
この日は灯台の辺りで姿を発見できず。岬をぐるっと探しても見つからなかった。

あきらめて帰ろうとしたとき、草原の向こうに何やらドラム缶のような物体が見えた。近づいてみたら寒立馬であった。一頭は草を食み、もう一頭

意外にガタイも大きく、ガッシリと太っていて、足は短いが太く丈夫そうに見える。
もう一頭は休んでいる様子なのか?こんな格好をした馬も見たことが無い。
最初2頭だけかと思ったら、近くにたくさんの馬の群れがあった。
 海の近くにもまだ群れがいた。今年は25頭が放牧されているとのこと。
 子どもの頃弘前駅には、乗合馬車がいた記憶がある。冬は馬橇が町中を走っていたので馬は身近な存在だった。
 しかし、厳しい自然の中で生きるタクマシイ、寒立馬に遭えて幸福な気持ちになりました。 




2 件のコメント:

  1. http://39tokyo-tb.blogspot.com/2012/01/blog-post_25.html

    道中馬方節の動画に映っている馬は寒立馬ですよね。馬の顔は独特ですきですね。

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  2. cyocoさん>道中馬方節とはなかなか古いことをご存知ですね。ほんとに子供の頃聞いた、津軽、南部の民謡。成田雲竹さんが唄い高橋竹山さんが尺八を吹いている姿を、Uチューブで懐かしく聞きました。南部は全国的な馬の産地。寒立馬は田名部馬の系統ですかね。あまり近づいて触ったりできないのですが、かわいい目をして印象的でした。

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