日本の宇宙開発の技術を世界に知らしめた、少惑星探査機「はやぶさ」のプロジェクトリーダー、川口淳一郎氏はわが母校の昭和49年卒。我々の10年後輩ということになる。 このたび弘前市より「市民栄誉賞」を受賞し8月23日、市民会館にて、授与式と講演会が行われた。公演前にはステージに棟方志功のどん帳が下りて弘前らしい雰囲気です。 授与式で謝辞を述べる川口教授。授与式の壇上には弘高、弘前一中、自敏小学校の校長と同窓会長が立会い。
中林同窓会長も壇上の人であった。
小惑星いとかわの画像をプロジェクターに映しながら、はやぶさの7年にわたる地球帰還の 苦労話などをわかりやすく、ユーモアを持って解説される。
プロジェクトが開発したイオンエンジンの故障はじめ、数々のトラブル、そしてはやぶさからの
通信が途絶えて絶望状態。
そういう時もプロジェクトリーダーは冷静に現状を分析し絶望することなくチームを引っ張った。
時には神社の神頼みにも行った。
そこには津軽人のじょっぱりと伝統の精神が生きていたとも教授は語った。
はやぶさへの思いをたくさんの和歌に読んでいるの興味深い。
最後地球に帰還して燃え尽きるはやぶさの合成写真。 月以外の天体から初めてサンプルを持ち帰ったはやぶさの資料の分析は現在も慎重に進められているが、はやぶさの計画はまだ始ったばかり。 20年後50年後を見据えてまた新たな出発が始っているのである。
暗いニュースの多い日本に、久しぶりに与えた明るい知らせ。これからの地球に明るい未来が開けることを願いつつ。
ターザンさん
返信削除昨28日は、NHK総合TV”A to Z”でも、「はやぶさ」が取り上げられたそうです。
来年早々の東京青森県人会では、川口さんが講演されるとか。
下記のNHKのページに「はやぶさ」のこと紹介されていますね。
返信削除http://www.nhk.or.jp/tsuiseki/file/list/100828.html